いわての学び希望基金の活用について〜東日本大震災津波復興特別委員会11月10日〜
今日の委員会では、被災した子ども達への支援である「いわての学び希望基金」について質疑を行いました。
これは、著しい被害を受けた幼児、児童、生徒等(遺児489名、孤児94名(18歳未満))の就学の支援や教育の充実等の事業に活用しています。
9月30日現在、寄付金額約85億5,578万円(18,328件)に対し、執行状況は、平成27年度末で残額71億円。
応急仮設住宅を校庭に建設した為に、校庭を使えない学校が県内に32校ありました。そのうち7団地は、今年9月までに、6団地は今年度解中に解体であるが、撤去後すぐにグラウンドは校庭として使用できないそう。
来年3月で震災から6年。校庭のない学校に震災当時1年生で入学した児童は、6年間一度も校庭を使用しなかったことになる。また、震災の年に生まれた子は、来年1年生に入学。
校庭で思いっきり遊べない環境にある児童の運動能力が低下したり、ストレスが溜まることのないよう、「いわての学び希望基金」を活用した工夫のある支援策をさらに検討していただきたい旨の質疑を行いました。