知事に対して平成30年度岩手県予算の提言要望を行いました。
昨日は、岩手県知事に対して、同じ無所属の臼澤勉議員と共同で初めて、予算提言要望を行いました。
共通する地域課題や政策課題に一緒に取り組んでおります。
私からは、以下の5項目について、提言要望させて頂きました。
1 結婚し子供を産み育てやすい環境づくりについて
2 人がやさしいバリアフリーのまちづくり・健康のひとづくりについて
3 スポーツを通じた地域振興について
4 農林水産業と地域の産業の発展・雇用の拡大について
5 子ども達や若者に郷土愛を育む教育の振興について
引き続き、県政課題に取り組んでまいります!!
***************************
1 結婚し子供を産み育てやすい環境づくりについて
・県内すべての地域で安心して、妊娠、出産、子育てができる、切れ目のない支援を行うよう、周産期医療体制の整備や産前産後ケア等について、必要な対策及び予算措置を講じられたい。
・高齢出産や低出生体重児の割合の増加に伴い、ハイリスク妊娠・出産に対する医療や高度な新生児医療の需要が一層高まる中、産婦人科医師、小児科医師の不足や地域偏在の状況が改善するよう、いわて医学生奨学金事業において産婦人科や小児科を希望する者に対しては特例措置を設けるなど、踏み込んだ医師確保に取り組んでいただきたい。
・医療的ケア児とその家族を支える医療・福祉・教育の連携と十分な支援やサービスなどの社会的インフラの整備について、必要な対策及び予算措置を講じられたい。
・ライフスタイルの多様化等に対応するよう、全ての高等学校において助産師等専門家による啓発の取組を実施していただきたい。
2 人がやさしいバリアフリーのまちづくり・健康のひとづくりについて
・本県における働き盛り世代の運動習慣が特に低いことに対応するよう、若いうちからの健康づくりを支援する事業の拡充に努めていただきたい。
・子ども達に対するがん教育の推進、予防と検診、教育や就労等との支援の連携などライフステージに応じた特にも小児やAYA世代(※)に対するがん対策に積極的に取り組んでいただきたい。
※ Adolescent and Young Adultの略で「思春期および若い成人」のがん。15歳以上40歳未満のがん患者。(治療終了後のがん患者、AYA世代にある小児がん経験者も含む)
3 スポーツを通じた地域振興について
・盛岡市が盛岡南公園に予定する新野球場建設について、盛岡広域のスポーツツーリズムの新たな拠点となることから、交通アクセスや都市計画など周辺環境の整備を同時に行い、積極的に取り組んでいただきたい。
・市町村と連携するなどスポーツによる交流人口の拡大やスポーツを通じた地域振興に取り組んでいただきたい。特にも、自然豊かな岩手県の豊富なトレイルを活用したウォーク、トレッキング等のアクティビティについて、積極的な普及に取り組んでいただきたい。
4 農林水産業と地域の産業の発展・雇用の拡大について
・農林水産業就業者の高齢化や人材不足に対応するよう、若者や女性の人材確保・育成に結び付く事業の展開を図られたい。
・安定した農業生産構造の確立等に向け、6次産業化の更なる支援に取り組んでいただきたい。
・平成30年度からの米の生産調整廃止に対応するよう、主食用米と業務用米の割合や転作支援等、岩手県の米政策の見直しや具体的な計画を策定し、また、計画的なほ場整備について、必要な対策及び予算措置を講じられたい。
・「いわての森林づくり県民税」を活用する再造林事業の実施など計画的な再造林に取り組んでいただきたい。
・「県産材利用促進条例(仮称)」の制定に着手し、さらなる公共建築物の木造化及び内装の木質化等を推進するとともに、民間事業者の県産材利用の拡大に取り組んでいただきたい。
・昭和49年に開催された全国植樹祭について2巡目の本県開催への誘致に取り組んでいただきたい。
5 子ども達や若者に郷土愛を育む教育の振興について
・小中学校や地域における郷土芸能、郷土食に親しむ機会の拡充と、その継承に取り組む団体等の支援に取り組んでいただきたい。
・小中学校における給食について、地元食材の供給体制の構築を図るなど子ども達が地産地消に親しむ給食の実施に取り組んでいただきたい。
・チャグチャグ馬コや南部流鏑馬、平泉藤原まつりといった、本県が有する馬事文化魅力の県内外への情報発信、馬を扱う後継者不足に対応する人材育成や馬事関係者の連携体制の構築を図るなど、岩手の馬事文化継承のための機会創出と人材育成などに取り組んでいただきたい。