被災地の課題は今後地域が抱える課題を集約
先日1月11日の東日本大震災津波復興特別委員会では、「被災地の地域コミュニティづくり」と題して、岩手大学の特任助教の船戸義和先生のお話を伺いました。
喫緊の課題として、支援ではカバーできない担い手不足という「高齢化」、受動的支援では意識変化を望めない「お任せ意識」、解決に動く住民のつながりが弱い「トラブル」。
人づくりには、想像よりもはるかに時間と手間が必要で、現場の努力だけでは限界があるということ、改めて痛感させられました。
あと2ヶ月ほどで今年も3月11日がやってきます。
震災から丸8年。
他人ごとを→自分ごと→私たちごととして、地域住民が当事者意識を持つことが大事ですが、これは被災地に限ったことではありません。被災地の抱える課題は、今後どこの地域も抱えるであろう課題が先んじて現れています。
改めてしっかり取り組んでいきたいと思います。