2回目となる農林水産委員会の県内調査で、北上市にある財団法人岩手生物工学研究センターを訪れました。
ここでは、DNA情報を活用した競争力のある農作物の開発、花き(リンドウ)の分子育種手法の利用による革新的品種の開発、DNA情報の高度活用技術の開発、バイオマスの活用促進技術の開発等、さまざまな次世代技術の研究開発を行っています。
生物や化学等理科があまり得意でなかった私にとっては少し難しい話もありましたが、学生以来触れた新鮮な時間でした。
こうした技術開発者さんのお陰で、私たちの生活にも様々な恩恵を頂いているんだということを身近に感じることができる機会となりました。
施設の中には見たこともない大きな機器が勢揃いしていましたが、その中でもこのパソコン。
なんと私たちが普段使用しているパソコンの約100台分の頭脳と容量をこの1台に装備されているそうです!!驚きです!
人間が作り出すものですが、人間の能力を遥かに超えてしまってはいないかと心配になるのは私だけでしょうか(^-^;)。
こちらで現在、研究員・研究助手(全32名)として勤務されている方の内訳は、
研究員 男性19人 女性3人 (22人)
研究助手 男性1人 女性9人 (10人)
だそうです。
また、平成4年の設立当初より女性研究員・研究助手の数も増加しているとのことです。
現在、文部科学省でも「女性研究者支援」の取り組みをしています。
女性研究者がその能力を最大限発揮できるようにするため、大学や公的研究機関を対象として、研究環境の整備や意識改革など、女性研究者が研究と出産・育児等の両立や、その能力を十分に発揮しつつ研究活動を行える仕組みを構築するモデルとなる取組みを支援するものです。
岩手大学もその取り組みが始まっていますが、今まで研究者と言えば男性が多い世界であったと思います。
ぜひ理科系女子もその能力を発揮しやすい環境が整備されていくことを私も望みます。