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けい子の青空ネット~岩手の未来を私たちの手で~ aozoranet.exblog.jp

岩手県議会議員吉田けい子公式blog。〜岩手の未来を私たちの手で〜県政初30代女性県議から県議初の任期中の妊娠出産を経て母ちゃん議員となりました。特技わんこそば最高130杯。いつもココロに青空を。LOVE&blueSKY


by aozora-keiko

一般質問②『地球環境に配慮した県産材の活用について』

地球環境に配慮した県産材の活用について
 次に地球環境に配慮した県産材の活用について伺います。
 日本国土の67%が森林であるにも関わらず、木材の自給率はわずか20%にとどまっています。森林大国カナダの自給率が303%、森林の少ないイギリスでさえ25%と日本より高い自給率を誇っています。森林資源が大量放置されているにもかかわらず、活用を図れない環境にこそ今日的な日本の森林問題があるのではないでしょうか。
 本県においては、県土面積の約77%を森林が占めています。面積・蓄積ともに北海道に次いで全国で第2位を誇る緑豊かな森林資源の宝庫といえる地域です。森林は、県土の保全、水源のかん養、地球温暖化防止、生物多様性保全等の公益的機能を有しており、県土の3分の2を占める森林を適切に整備・保全する「美しい森林づくり」を進めることは、「美しい県創り」の礎となると考えます。
 しかし、森林を取り巻く現状は、木材価格の低下等に伴う林業の採算性の悪化や山村の過疎化、担い手不足、間伐等の森林整備が十分に行われないなど、管理の行き届かない森林が見受けられてきているとともに、木材の需要も低迷しています。森林の「植える-育てる-収穫する」という循環がくずれ、かけがえのない森林の機能の低下が危ぶまれています。
 このかけがえのない森林を守り育て、二酸化炭素吸収量を確保するためには、多くの人々が森林づくりに参加し、間伐材などの木材を生活の中で活かし、林業や山村を活性化させ、「植える→育てる→収穫する→上手に使う」という「森の循環」を取り戻すことが必要です。
 私も趣味で登山を楽しみますが、最近では、森ガール・山ガールという言葉も生まれ、森林や環境に関心を持つ人が増えていると感じます。森の力がこころと身体を癒します。私たちに生きる力を与えてくれるこの偉大な森林資源を私たちの生活にもっと有効活用すべきだと思うのです。
 地域政党いわてでは、中山間地域の活性化のため、木質バイオマスなどの再生可能な資源からエネルギーを生み出し、地域で消費する「小規模分散型自然エネルギー」を推進することを、2011年のマニフェストに具体策として掲げています。
 そこで伺います。県産木材を活用した岩手型住宅やペレットストーブの普及、間伐材の利活用の促進等を実施することで、林業の振興につながり、それがひいては地球環境への配慮につながる仕組みをもっと作るべきと考えますが、県ではどのように取り組んでいるのか。成果と課題についてお伺いします。
by aozora-keiko | 2010-12-03 18:16