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けい子の青空ネット~岩手の未来を私たちの手で~ aozoranet.exblog.jp

岩手県議会議員吉田けい子公式blog。〜岩手の未来を私たちの手で〜県政初30代女性県議から県議初の任期中の妊娠出産を経て母ちゃん議員となりました。特技わんこそば最高130杯。いつもココロに青空を。LOVE&blueSKY


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ミツバチの羽根と地球の回転~ライフスタイルを見直す~

昨年2010年5月に上映が始まりずっと観たかった映画だった。
観る時間がなかった、心に余裕もなく、忙しかった(心を亡くしてしまっていた)から。
その頃ちょうど私は初選挙に出馬表明した。
それからずっと右も左も解らず、後ろを振り返る暇もなく、とにかく前へ前へ、と突っ走った。
とにかく全速力で。
そう、無我夢中だった。

そして、3.11が起こった。
それこそ震災後は無我夢中で被災地へ赴き救援活動に徹した。
同じような想いの仲間と一緒に。。。(いつもありがとう!)

被災地の様子、そして被災者の皆さんを前に、私は言葉もなかった。
涙しか出ない。涙も枯れてボーっとする日々も。
今も正直まだ理解できなかったりする。

救援物資を運んだり、清掃活動をさせて頂いたり、話を聞かせて頂いたり、やることはたくさんあって、何度となく通い目の前のことをこなしても、ふと気がつけばいつもどうしても埋まらない処理しきれないモノが私の中にあった。今でも多分そう。

先月たまたまインターネットを通じて、今回の震災を機にまたこの映画を上映している事を知った。調べたら、ちょうど明日から八戸の映画館で上映されるというので、走った。

県土の8割近くが森林である北海道に次ぐ森林県の岩手。
森林にこそ岩手の未来がある!とばかりに、もともと私は森林を活かした岩手県の活性化に取り組みたいと思っていて、木質バイオマスの普及にも力を入れたいと、勉強を始めていた。

私たちの暮らしは、電力やガス、ガソリンなどのエネルギーに支えられている。
電気がなかったら、夜になれば真っ暗だし、家電製品は使えない、ガスがなければ煮炊きもお湯も沸かすことが出来ず、温かいお風呂やシャワーも使えない。ガソリンがなければ車も動かない。

この震災で誰もが改めて気付いたことだと思う。
私たちの日常生活がどれだけエネルギーに支えられていて頼りきった生活かということも。
当たり前のことが当たり前じゃなくなった。
当たり前のことがどんなに有り難いことか。

私たちの暮らしがエネルギーに支えられているとしたら、エネルギーが足りなくなってくれば暮らしにくくなってくる、安全ではないエネルギーに頼っていたら、暮らしも安全ではない、ということ。

安心してずっと使い続けられる「持続可能なエネルギー」は、石油、石炭、天然ガスではない。
これら化学エネルギーは掘り尽くしてしまえばなくなってしまうし、燃やすと二酸化炭素を大気中に出して温暖化を進め、地球環境や私たちの持続可能性を脅かす。
原子力発電でももちろん!ない。
ウラン自体が化石燃料と同じく、掘り尽くしてしまえばなくなってしまうし、核廃棄物を処理する安全で安心な方法も見つかっていない。

それは今回の福島原発で誰もが良く解ったはず。
世界中で原子力発電を使うようになったら、核兵器を作る力も世界中に広がってしまう。
そんなの恐ろしすぎる、あり得ない!

じゃ、持続可能な再生可能なエネルギーって?
太陽や風、地球の熱(地熱)、木質バイオマスなどの自然のエネルギー。

日本の経済や社会、暮らしを動かすエネルギーがすべて「安心していつまでも使い続けられるエネルギー」に今こそシフトすべきです。
未来を担う子どもたちに胸を張ってバトンタッチできるように。。。

たくさんの人が気付いているはず。
私たちは今、選択すべき時にあります。
気付いた人が行動を起こさなければ。。。
目を覚まさなくちゃ。

幸せとは。
豊かさとは。

南米ボリビアの村落で生活していた頃、乾期の時期は1週間に1度、朝1時間だけ水道から水が出た。濁った水だけど、貴重な水。洗濯機はない。停電はしょっちゅう。
でも、村人たちの幸福度は実は高そうにも見えた。
豊かな自然、自給型農業、コミュニティの助け合い、人々が誇りとし、心のよりどころとする伝統文化など。。。
人々はよく集い、歌い、踊る。
子どもたちも楽しげで生き生きとした印象もある。

私の先輩が教えてくれた言葉。「足るを知るby老子」。

文化人類学者の辻伸一さんもおっしゃっています。
「上がる」だけの人生観や歴史観はすでに破綻している。
今求められているのは「降りてゆく」知恵だ、と。
本当の豊かさは、「より速く、より大きく、より多く」ではなく、3つの「S」、スロー・スモール・シンプルで形容される生き方の中に見い出されるだろう、と。
そう、私たちは幸せへと「降りてゆく」んだ。

いま私たちはライフスタイルを大きく見直す時なんだと私は確信しています。
社会全体が様々な部分でバランスを崩しているから、私たち人間もまたココロと体のバランスを崩す人が増えているんだと思う。

日本経済を支えてきた働き蜂はもう流行らない。
何のために働くのか。
生きるって。
お金がないことではなく、お金があることで「豊かさ」の基準がおかしくなったりする。
身近な大切な人を想うシンプルなココロ。

私たちを取り巻く豊かな自然の恩恵に素直に感謝をし、その自然と共存する社会が本来あるべき姿で、持続可能でココロも体もそしてエネルギーもクリーンな社会へ。

この1年間ずっと突っ走ってきたけれど、その中でたくさんの人に出逢うことができ、今ある自分は「生かされている」んだと、本当に感謝の想いでいっぱい。
ココロから大切だと想える人にも出逢えたし、これからもずっと大切にしてゆきたい。

今までと同じように私は前へ進みます。
でも、突っ走るのではなく、1つひとつ、本来のあるべき私のペースで。。。
僕の前に道はない、僕の後ろに道はできるby高村光太郎」

ここに生かされている「私」が出来る精一杯の活動をこれからも続けます。


皆さんも機会があればぜひ観てみてください。↓
ミツバチの羽根と地球の回転

祝島自然エネルギー100%プロジェクトも。
by aozora-keiko | 2011-06-11 02:59