岩手県の原発事故後に収集された稲わらを利用した農家の調査結果(8月12日)
○ 酪農家では、事故後稲わらを利用していたのは47戸あり、うち13戸で、放射性セシウムで、粗飼料の暫定基準値(生草換算300Bq/kg)(以下「暫定許容値」という)を超過した。
○ 肉用牛繁殖農家では、事故後稲わらを利用していたのは93戸で、うち45戸で、暫定許容値を超過した。
○ また、暫定許容値を超過した農家58戸及び稲わらのサンプル採取ができなかった農家32戸、計90戸のうち13戸から17頭の牛が出荷され、牛肉として流通していることを確認した。
○ 今回確認された17頭については、農林水産省、厚生労働省を通じて、関係する自治体に情報を提供し、流通状況の確認及び当該牛肉に係る放射性物質の検査について依頼する。
なお、前回報告のあった、肥育農家の結果を加えた全体では、事故後稲わらを利用していたのは、190戸で、暫定許容値を超過した75戸及び稲わらのサンプルが採取できなかった農家47戸の計122戸のうち41戸から507頭の牛が出荷され、牛肉として流通されていることを確認した。
○ 現在、関係機関・団体と連携しながら、牛を飼養する畜産農家を対象に、適切な飼養管理が継続されるよう、巡回指導を実施しています。
との報告がありました。
巡回指導を実施しているとのことですが、具体的にどのようなものなのか、引き続き県に調査してみます。
生産者さん、農家さんは、被害者です。
国が全面的に補償すべきではと私は考えます。
以下、詳しい結果についてです。


