岩手県ごみ処理広域化計画について
再質問の中でも質問しましたが、現在進められているごみ処理広域化計画についての現状と課題についての資料を頂きました。
まずは、「岩手県ごみ処理広域化計画」のそもそもの基本方針は、
人口、ごみ処理量、生活行動圏、運搬距離、広域行政事務組合の現状を勘案のうえ、ごみ焼却施設の規模を100トン/日以上、出来る限り300トン/日以上にするため、県内を6ブロック(県北部、県央部、中部、県南部、沿岸中部及び沿岸南部)に分け、各ブロック1施設、計6施設に集約することです。
現在、震災の災害廃棄物を県内でも処理をしていますが、この計画があることによって、瓦礫処理等が遅くなるのではとの懸念があり、また、広域化を行うことで各市町村のごみ処理に何らかの支障が出てしまっては「環境王国いわて」ではなくなってしまっては大変だ!と思ったため、一般質問で取り上げました。
現在、県で認識している課題と対応については以下の通りです。
(1) 「廃棄物処理施設整備計画(平成20年3月25日閣議決定)」及び「廃棄物処理基本方針(平成22年12月10日環境省告示130号)」において、ごみ処理施設を大切に長期間使用するといういわゆる長寿命化の考え方が打ち出され、平成22年度にはこれに必要な交付金制度も整備されたこと。
(2) 福島第一原発事故に伴う放射性物質汚染により廃棄物処理施設の整備にも影響が生じかねない状況が生じていること。一方で、リサイクルの推進、未利用エネルギーの有効活用、廃棄物処理コストの低減等といったごみ処理広域化の目的は引き続き実現を目指すべきものであることから、これを堅持したうえで、県央、県南の2ブロックに対しては、ごみ処理施設の段階的な集約や、これに必要な施設の長寿命化等について、計画の行程の一部見直しも視野に入れて協議を進めている。

今後についても課題追及していきたいと思います。