ニホンジカの農業被害対策と新たな発想!→「シカの名刺入れ☆」
三重県産鹿革の名刺入れが3月から発売される。
何が頑張ってる視点かというと、この鹿革はもともと獣害対策で捕獲された野生獣を利活用しようということで新商品を開発したから。
このプロジェクトの一つとして、獣害対策で捕獲された野生獣の利活用を推進するため、これまで飲食店や食品加工業者等と連携し、新商品を提供してきました。
このたび、新たな民間事業者と連携し、県産鹿革の名刺入れを開発しましたので、平成25年3月1日から発売を開始します。
(以上、プレスリリースより抜粋)
http://www.eco.pref.mie.lg.jp/details/index.asp?cd=2013020216
岩手県でも同様にニホンジカが増え続け、農業被害も拡大しています。
ニホンジカによる県内の農業被害額は昨年度(平成23年度)1億5651万円で、前年度より2078万円減少。しかしこれは、東日本大震災で農地が被災したり、自治体が県に報告できなかったりしたためとみられる。
岩手県内に生息するニホンジカの今年度の捕獲目標頭数は、前年度比1・5倍の2100頭。
岩手県が捕獲目標を決める管理計画を定めた2000年度以降で最多。
ニホンジカによる農業被害が増え、生息数が減少していないことから、県は積極的な捕獲に乗り出しています。
三重県での取組みのように、確保後の有効利活用も大事だと思ってます。
これはシカ対策に限った事ではなくて、様々な課題を解決する時、その1つの課題だけを解決するための事業ではなく、もっと視野を広げ、多面的な総合的な課題解決の出来る事業になることが大事だよね。
間伐対策もそうだね。
一方、こんな問題も。
ニホンジカが増え続ける一方、猟を行う県猟友会の会員の減少は深刻。
県猟友会によると、昨年度末の会員1780人の平均年齢は62・04歳。
76年度の9147人をピークに会員の減少傾向が続き、東日本大震災で会員約70人が自宅を失うなど被災し、昨年度の活動が停滞したという。
☆シカにまつわるまめ知識☆
シカはいわゆる「一夫多妻」。そして1年に1回1頭のみ出産。単純に考えれば、毎年大人のメスシカの頭数と同じだけ子が生まれて増えていく。そのためシカ問題を捕獲により解決しようとする場合は、メスを捕獲することが必要。オスを捕獲しても残ったオス一頭で「一夫超多妻」制になるだけで、オスを捕獲しても効果はないのだそうです!!
勉強になります!!!