日本の女性の政治参画〜岩手の未来を私たちの手で〜
残念ですが、日本で女性が政治参画することは容易い環境にはまだありません。
5年前の2010年7月11日、私は岩手県議会議員に初当選させて頂きました。
「岩手県政史上初の30代女性県議」誕生。32歳でした。
全くの素人。でも、岩手愛は誰にも負けない気持ち。
私がなぜ議員になろうと思ったか。
ひとつには前職にも関係しています。
議員になる前の3年間、岩手県男女共同参画センターに勤務。
女性のキャリアアップや再就職支援、仕事と子育ての両立支援、企業への働きかけ、ドメスティックバイオレンス防止支援、ワークライフバランスや男性の育児参画の啓発などを行う。
その業務の中で、世界に比較して日本における女性の議員数の少なさ、女性の政治参画への壁が大きいということを再認識したからです。
平成27年4月1日現在、岩手県の33市町村における女性ゼロ議会は、8市町村です。女性がいる議会であっても女性議員数はかなり低いのが現状です。
市町村議会数 33
女性ゼロ議会数 8
議員総数 606人
男性議員数 556人
女性議員数 50人
議会に占める男女比 92:8
★女性議員ゼロの8市町村とは、久慈市、遠野市、八幡平市、住田町、岩泉町、軽米町、田野畑村、普代村です。ちなみに、現在の岩手県議会現在44人(定数48人)中、女性議員は私を含め4人。
『女性の声をもっと県政へ届けたい!女性がもっと政治に参画しやすい環境をつくっていきたい!私のような女性でも出来るんだと、まずは私がその道を切り開いていきたい!』初出馬する時にそう訴えていたのを今でも鮮明に覚えています。
これまでの5年間。あっという間。
初当選からちょうど半年で3.11東日本大震災発生。
様々な苦悩の連続。でも、それ以上のやりがい。
事実じゃない噂をバラ撒かれる。私が自分の想いを語れば押しつぶされる。でも、それ以上の仲間や応援してくれる人たちの大きな支え。本当に心から感謝。
まだまだ道半ば。
これからやらなくてはいけないことがたくさんある。
この5年間でたくさんの仲間に出逢い、みんなと一緒に着実に前に進んでいる実感がある。
そう、みんなと一緒に創っていく岩手。
『岩手の未来を私たちの手で。』
いま国会で起きていることは、私たちの身近な地方議会でもあり得ます。そう思えば他人事ではいられないはず。「政治リテラシー」大事だね。
私は正直いまだに政治が嫌いです。
議員やってるのになんでと言われるかもしれない。
でも嫌いなんです。5年経ってもやっぱり。
政治を良くしたい変えたいと思うからやっているのだと思います。
(集合写真は6月12日開催のライブマウスペインティング@盛岡)