震災から4年5ヶ月〜震災の教訓〜
震災から1年ほど経ったある日、盛岡でそう声を掛けてくださった。
私は何のことかさっぱり解らなかった。
『震災直後、宮古市の山口小学校でお逢いしました。被災して避難所生活を送っている中で吉田さんが私たちに声を掛けてくれました。』
そうだったんだ!
再会にとても嬉しい気持ちと同時に、その当時、被災状況を把握するために無我夢中で各避難所を回っていたので、避難所にいらっしゃったお一人お一人のお顔まで覚えることができていなかった自分を改めて振り返った。

昨年オープンしてからなかなか行けずでしたがやっと。
そう、宮古市の山口小学校(避難所)でお逢いしたのは、堀内さん(堀内 繁喜さん堀内 織江さん)ご夫婦。
宮古市で被災され、今は盛岡市にお店を再開。
Bar Cafe The S 今では私のオアシスの一つです。
疲れた身体に沁みわたり、疲れた心を癒してくれる。
http://livecafe385.com/thes/
震災は私たちから多くのものを奪いましたが、新しい出逢いを生んだ。
『震災の教訓は生かされているだろうか。』
11日の月命日には特に自問自答する。
今日8月11日。
震災から4年5ヶ月の月命日の今日、4年前の福島第一原発の事故を受けて作られた新しい規制基準のもとで初めて原発(川内原発)が再稼働した。
教訓は本当に生かされているのだろうか。
責任はどこにあるのだろうか。
決して過ちを繰り返してはいけない。