歯から見える子どもの家庭環境
昨夜(12月13日)は本会議のあとに、岩手県歯科医師連盟の皆さんとの懇談会に出席しました。
県への要望事項の説明から、
1、熊本地震において、他県JMATの18チームに初めて歯科医師が帯同し、医療と保健・福祉分野の双方の支援活動に関与され、今後の支援のあり方について、歯科関係職種の帯同も含め、医療団体と保健・福祉団体との連携及び地域防災計画に対する関係部局への働きかけの必要性
2、介護予防のためのオーラルフレイル(口腔の虚弱)対策の重要性
3、スポーツデンティストやスポーツ歯学の取り組み
(日本体育協会公認と岩手県歯科医師会公認があり、日体協公認は岩手県内に4名、岩手県歯科医師連盟公認は86名とのこと。)
4、歯科における肥満改善の取り組み
(岩手県では、肥満傾向の出現率が全国平均を大きく上回り、特にも、男子7歳、女子10歳、15歳、16歳において肥満傾向児の出現率が全国1位となっている)
については特に、改めて課題認識しました。
私は、2003年から2005年の2年間、青年海外協力隊で南米のボリビアの5000人ほどの小さな村の村役場で村落開発に取り組んでいた頃、着任してすぐに感じたことは、村の子ども達の歯がボロボロであったことでした。
すぐに歯科講習会を企画したのですが、そこから見えてきたことは、歯の検診からその子の健康状況だけでなく家庭環境などがわかるということでした。
その当時に学んだことを思い出させて頂く時間となりました。