青年海外協力隊の活動を活かして
私の赴任先は人口5000人ほどの小さなトラタ村の村役場で、村落開発の仕事。役場といっても日本のような立派なものでは全くなく、職員も10名前後。最低限の机と椅子が置いてある程度で私の赴任当時はネット環境も不安定で一応パソコンが置いてある感じ。
私は村の状況を把握するためにまず行ったのは、村中を歩き回り私の存在を覚えてもらうこと、村人とご飯を共にし酒を交わしては一緒に踊り、彼らの生活を知ること。お陰で相当太りましたが(笑)
村を歩きまわって解ったことは、村の男性たちの多くは国外へ出稼ぎへ行っていて、家族や子どもを守っているのは女性たちであったこと。そのため、私は主に村の女性たちのエンパワーメントのため、まずはコミュニティごとの組織化を行い、公衆衛生の勉強会、現金収入を得るための手しごと商品開発や、また、児童への歯磨き講習や学校での清掃活動などを行いました。ボリビアはスペイン語ですが、私の住む村ではケチュア語という先住民の言語とスペイン語の混ざった言葉を話し、伝統的な文化や習慣にどっぷり触れ、2年間という限られた期間の中で様々な葛藤と戦いながらではありましたが、本当に素晴らしい経験をさせて頂いたと思っています。
トラタ村での活動終了間際、『トラタ村のために私は殆ど貢献できなかった、心残りばかり。。』と村の人たちに泣きながら話した時、『何を言ってるんだ、けいこの活動はこれからじゃないか!トラタで活動した2年間を忘れず、これからに活かしてくれることが最大の貢献だろ!』と。私は彼らから学ぶことばかりの2年間でした。
岩手県でも青年海外協力隊から帰国した方々が、各地で地域おこしや震災復興事業、地域の異文化理解の促進など様々な地域振興に携わっています。
2015年に青年海外協力隊事業開始から50周年を記念して映画が作られ、岩手県も舞台になっています。この機会にぜひ、青年海外協力隊の活動を観てみませんか(^-^)?
青年海外協力隊50周年記念映画『クロスロード』上映会
1月21日(土)13:30〜
@岩手県青少年会館1階視聴覚室
(上映時間 約1時間50分)
http://crossroads.toeiad.co.jp
10年前の私の活動の様子の懐かしい写真が出てきました(^-^)
アルパカのニットや小物を作ってます(^-^)
手作り感満載でした(^-^)
子ども達の健康や家庭状況を知るために、歯磨き講習をやりました。
初めての清掃活動を喜んでする子供達(^-^)
学校での清掃活動に参加してもらうことで、家の中も清潔にすることの大切さを身につけてもらうために。
まだ残っているかな。。
訳すと、テンジクネズミ。。
辞書で調べるまでまさかネズミだなんて知らなかったけど、知りたくなかったかも。。
でも結構美味しいのだ(笑)
こんなデブでもミニスカートで参加(笑)
トラタ村のお祭りの時に盛岡さんさ踊りを頑張って覚えて一緒に踊ってくれた!本当に感謝♡