内丸緑地のヒマラヤスギ41本皆伐されちゃう〜パブコメ募集中〜
内丸緑地のヒマラヤスギ41本皆伐されます…
岩手県は盛岡市の官庁街の内丸緑地に41本のヒマラヤスギを管理しています。標高が25メートル以上に達し、枝が落下しているほか、将来的には倒木等の危険性が生じているとし、高木化したヒマラヤスギに対する対応策等や内丸緑地の望ましい管理について、内丸緑地管理検討委員会を設置して検討を進めてきて、この度、『ヒマラヤスギを皆伐し管理しやすい中低木に代える』ことを主とする対応方針を取りまとめたと、県から先日報告がありました。
スケジュールとして、今年度の平成29年度に対応策を決定し、平成30年度には工事着手したいとの事で、県では現在パブリックコメントを実施しています。
倒木の危険等重々理解しながらも、官庁街を40年もずっと見守ってくれて癒しを与えてくれ親しみのある木々たちをただただ伐採するのは、正直私は寂しい気持ちでいっぱいです。感謝の気持ちとともに伐採後は材として利活用できないかなぁと思っています。
どうぞ広く県民の皆さまからのご意見をよろしくお願いします!!!
パブコメ5月22日まで
→ http://www.pref.iwate.jp/public_comment/54047/054398.html





*補足*
内丸緑地は、県立図書館、消防署等の移転後の跡地に、緑地および広場として整備され、昭和52年4月1日に開設されました。(ということは、昭和53年1月生まれの私と同級生だ😮!!)
樹種としてヒマラヤスギが選ばれた理由は詳しくは解っていませんが、当時入手が比較的容易な木だったと言われています。
内丸緑地管理検討委員会では、ヒマラヤスギが薄暗い印象を与えている、地元商店街では倒木の危険性が話題となっている、広場としてイベント等に活用したい等の意見や、内丸緑地単独ではなく、盛岡城跡公園や桜山境内に隣接した一体の地域である立地条件を踏まえて方針を考えるべきという指摘があったそうです。
県では、ヒマラヤスギを全て伐採する皆伐案に加え、ヒマラヤスギを残すことができる芯止め案、半数を残して伐採する案、数本を残して伐採する案の4つの案について検討した結果、41本全てを伐採する皆伐案を採用せざるを得ないと考えているそうです。伐採後は、岩手県や盛岡市にゆかりのある中低木の植樹を検討しているとのこと。
内丸緑地を今後、具体的にどのように利活用していくかについては、『お城を中心としたまちづくり計画』を進めている盛岡市の検討状況と歩調を合わせながら、時間をかけて検討していくそう。