釜石市の林野火災発生から1週間
(投稿後、本日15日13時頃に鎮圧状態になったとのこと。鎮火には至っていません。)
週末13・14日(土日)は恵みの雨となりましたが、一方で自衛隊や県警、防災ヘリの空中消火活動や観測活動は悪天候により実施できずに両日ともに待機となりました。
約400ヘクタールもの広大な面積を焼損し、自分には何も出来ない歯痒さと心が痛むばかりの1週間でした。
地元消防団や森林組合の皆さんをはじめ多くの関係者の皆さん、本当に連日連夜お疲れ様でございます。
ご尽力に心からの敬意と、一刻も早く鎮圧鎮火となることを心からお祈りし、私は岩手県として森林復旧にむけた支援体制づくりに全力を尽くしたいと思います。
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記憶に新しい平成26年4月に発生した盛岡市玉山区での林野火災は、広範囲だったなあという記憶ですが、面積にして約80ヘクタールが焼損しました。
平成26年度から平成28年度までの3年間でそのうちの約54ヘクタール(焼損面積のまだ3分の2程度)が造林出来ました。
造林までにいかに時間がかかるかということ。ましてやその苗木が木として成長するまでにはもっと時間がかかります。私たちが森林からいただく多面的な恩恵の大きさと林業という仕事の深さについて、もっと考え知って貰える機会ともなればなあと願ったりもしています。