高校での地方創生の取り組み〜盛岡一高のSGH〜
県立盛岡第一高等学校は、文科省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受けています。
今年度新たな取り組みとして、盛岡市都市戦略室が地域創生をテーマに実践的なプログラムを提供する授業(1年生)が始まっています。今日はフェイズ2、3を見学させて頂きました。
(1)結婚・子育て支援(結婚支援協会の田口さん、moriokaコソダテオウエンプロジェクト村上さん)
(2)子どもの貧困対策(フードバンクいわて阿部さん、インクルいわてさん)
(3)働き方改革(岩手日報上中さん、(株)悳PCM細川さん)
(4)企業の魅力発信(ジョブカフェいわてから浅沼醤油店さんやベアレンさんなど複数企業紹介)
(5)食と農の連携(ふじむら農園さん、olahono渡辺さん)
(6)盛岡ブランド・交流人口対策(映画の力プロジェクト高橋さん、もりおかワカものプロジェクト皆川さん)
(7)移住・定住促進(岩手移住計画高橋さん、地域おこし協力隊2人)、
(8)地域福祉と共生社会(例:フキデチョウ文庫さん)
の8つのテーマそれぞれの教室に分かれ、岩手県内で活動する方々がミニ講座を実施。
その後、全員で講座内容を共有した際、
★男子学生からは、結婚支援について、事実婚や契約婚などTVでよく聞くが本当に存在するのか、どう違うのか。
★女子学生からは、企業の魅力について、岩手には素敵な会社がたくさんあるんだということを初めて知った。就職のことやどんな企業があるかを知りたいと思うようになるのは大学生になってからが多いと思うけれど、出来れば小中学校の頃からもっと知る機会があれば良いと思う。
という率直でスバリな感想がありました。(嬉しかった!)
まさに私たちが県内高校生に対してやるべきことだということ、ニーズを改めて実感できました。
キャリア教育にとどまらないライフプランや地域課題にも踏み込み、自ら考えて貰うきっかけ作り。
盛岡一高に限らずに、行政と民間が連携し県内高校で同様の取り組みが進むと良いなあと思いました。
*遠野高校×遠野市と黒沢尻北高校×北上市は同様な取り組みがあるようです(未確認)。
盛岡一高は、兄の在学中に白堊祭でどじん踊り(今は何と呼ぶのかな?)を見に行った以来でとても久しぶりに行きました(^^)