当事者意識を持つことが大事〜復興にお祭りは欠かせない〜
今日の委員会調査は、公益社団法人中越防災安全推進機構の震災アーカイブスメモリアルセンター長の稲垣文彦さんより「震災遺構の保存活用と震災の記憶の伝承について」ご講演いただきました。
2004年の新潟県中越大地震(最大震度7)また2007年の新潟県中越沖地震(最大震度6強)から10年以上が経過。
実効性のある「自主防災組織」のあり方、効率かつ効果的な「防災士」の活躍、復興から「防災」教育へ、といつ大事な視点について再認識しました。
また、中山間地域での「過疎化」や「高齢化」の課題について、過疎化や高齢化が本質的な課題ではなく、これらを地域住民自らが自分ごととして考えていない現実が課題ではないかと仰っていました。
本当にその通りで、いかに皆が「当事者意識」を持つかで地域の未来を変えてゆけるかに繋がります。
『復興に地域のお祭りは欠かせませんからね』
新潟から昨日盛岡へいらっしゃった稲垣さんは、盛岡さんさ踊りをご覧になったそうです。
伝統芸能をはじめ地域のお祭りは、人と人との絆を生み、地域を大事にしようとする愛郷心も育てる力があります。
東日本大震災から6年5ヶ月。
全国各地で自然災害が多発する昨今、被災地に限らず、これまでの教訓を生かし、私たち一人一人が自分の住む地域について考える機会が常に必要ですね。
今日は、盛岡さんさ踊り3日目ですね。
幸呼来(さっこら)!!