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戦後72年と私の祖父〜漬物屋青三創業70周年〜

my dear grandpa when he was young
漬物屋「青三」創業70周年

私の父方の祖父母は、昭和13年頃それぞれ旧満州へ渡り、現地で出会い結婚。
私の父は72年前の昭和20年1月に旧満州で生まれた。そう終戦の年生まれ。
祖父は終戦後、武装解除され投降した日本軍捕虜となり、ソ連軍によって満州からシベリアに労働力として移送隔離され、抑留生活と強制労働を強いられた。
祖母は満足な食事も取れなかったため、オッパイも出ず、生まれて間もない父は「干からびたカエル」状態だった。
祖母は日本へ帰国しようとする際、周囲の方々に『乳飲み子(父)は連れて行くのは大変なんだから置いていけ』と言われたが、それでも手放さず父と父の兄姉2人を連れ、日本へ戻った。
その後、祖父も生き延び日本へ戻り、家族と再会した。

戦争や当時の満州での話をあまりしたがらない祖父に変わり、祖母が、私の母に何度となくそう話をしていたそう。
それを私は母から大人になってから聞き知る。

『おばあちゃんがお父さんを頑張って満州から日本に連れて帰ってなかったら、私たちって生まれてなかったんだね』
お兄ちゃんや妹とたまにしみじみ話をする。
祖母が父を連れて帰らなければ、父は中国の残留孤児になっていた。
父の名前は、満州から満夫と名付けられた。
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私のお祖父ちゃんは漬物屋「青三」の創業者。
父の実家である盛岡市仙北町は昔、青物町と呼ばれていた。
お祖父ちゃんの名前は、三二郎。
青物町の「青」と三二郎の「三」を取って「青三」と名付けたそう。
戦後の盛岡市青物町で、 野菜の行商を始め、売れ残った野菜を『もったいない』と漬物にして売り始めたのが青三の始まり。
青物町で創業し、私の幼少期には、私の実家の津志田へ工場を移転し、今は紫波町にある。
小さい頃(保育園年長さんから中学生の頃まで)は、おじいちゃんと父、おじさんの朝食をカゴに入れて、自宅から50メートルほどの工場まで届けるのが、兄と妹と分担しながらの学校に行く前の毎朝の仕事だった。
漬物ばかり食べて育った。
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『あなたのおじいさんには本当にお世話になったのよ。この辺をリアカーで回ってくれて、商品にならないきゅうりを買ってくれてね。』
見前地区を歩いていると、私のお祖父ちゃんを知る農家のおばあちゃん達がそんな話をしてくれる。

お祖父ちゃんは、生前、お盆とお正月には必ず、私たちたくさんの従兄弟をみんな集めて温泉などによく連れて行ってくれた。
人を喜ばせることが本当に大好きだった。

たくさんの方々に支えられ応援してくださる皆さんがあって、今の私があること、心から感謝しています。
そして、おじいちゃん・おばあちゃんなくして今の私はないということも。

今年は戦後72年。父72歳。青三創業70周年。

8月15日は岩手護国神社の戦没者追悼式に参列。
『核なき世界へ~ローサ節子』や『なぜ悲劇は生まれたのか〜旧満州への旅〜』など終戦記念日に合わせ特集されていたBS番組もたくさん観ました。
父の生まれた旧満州では、細菌や毒ガス兵器開発のため、中国人やロシア人の人体実験も行われていた。
『戦争というと何か大きな軍隊の衝突ばかり考えてしまうけれど、周りで生きていたたくさんの一般の人たちが色んな形で苦しむということなんですよね。』
日本は被害者だけでなく加害者でもある。
私は戦争を知らない。
けれど、お祖父ちゃんのこと父のこと、戦争を知らない訳にはいかない。

戦後盛岡に戻ったお祖父ちゃんはどうして野菜の行商を始めたのかなあ。
もっと色々な話を聞きたかったなあ。

初心と感謝の気持ちを忘れずにこれからも一歩一歩前に進んでいきたい。
そして、私もまた自分の子や孫にもこの話を伝えていきたい。

写真は、お祖父ちゃんの若い頃の写真。
毎年舟っこ流しの16日は親戚が青物町(仙北町)に集うのだけど、私はその日初めて見た写真。
『5人兄妹で満夫さん(父)が三二郎さん(祖父)に一番似てきたね〜』と親戚みんなが言う。
旧満州へ行ってみたいなあ。

仕事もあったけど、お盆休みを利用して、ここ一週間は家族や大切な人たちと向き合いゆっくり時間を過ごし、また、溜めていた本を読んだり映画を観たりお勉強したりSNS放置強化月間(笑)。自分や家族のこと、時間の使い方やら、普段意識しない当たり前になってしまっていた色々なことも見えてくることもあって、たまには大事だね(^-^)
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by aozora-keiko | 2017-08-18 07:54