『木育』について〜2月定例会農林水産委員会〜3月1日〜
2月15日(木)開会した2月定例会ですが、今日は常任委員会に付託された補正予算等の審議がありました。
私の所属する農林水産委員会にて、
2月補正分予算のうち、私からは、『むらもりうみ女子ネットワーク活動等応援事業』や『いわて発元気な牛飼い女子応援事業』、来年度開始の『幸せ創る女性農林水産漁業者育成事業』について、農林水産業に従事する女性の人材育成やネットワーク支援に関する取り組み状況について、また、平成28年29年発生の豪雨による林道災害にかかる復旧の進捗状況等確認の上質疑しました。
また合わせて、
1月開催の盛岡競馬場関係者との意見交換会の際に頂戴したご意見から岩手競馬や馬事振興についてと、岩手県の「木育」への取り組み状況について質疑しました。
岩手県として木育の具体的な取り組みは現在はなく、「いわての森林づくり県民税」を活用して県内団体等が木工教室などを開催している程度です。
数年前の農林水産常任委員会の県内視察でおおの木工(@岩手県洋野町)を訪れた際、たまたま見つけた保育プレートに惚れ惚れし、甥っ子に買ったことがありました。その時にお店の女性が、「このね、東京のどこかの自治体で生まれた赤ちゃん全員に配られてるのよ〜岩手県もそうゆう取り組みすると良いのにね!」と言われたことがありました。
1)雫石町「ハッピーキッズウッド 事業」
新生児(3、4ヶ月検診時)を対象に町産材を使用した木工品(スリーステップ椅子)贈呈。平成28年度〜
2)住田町「新生児誕生祝贈答品事業」
新生児を対象にスプーン(全員)&もりのふえ・からくりちょきんばこ・こどもいす・もっきん・ちえばんの中から希望する1点を贈呈。平成28年〜(https://tohkaishimpo.com/2016/04/28/101893/)
高知県では、子どもの誕生や育児で環境意識が高まったときに木製の玩具を配り県民の森林保全への理解を効果的に進められると判断し、来年度から健診などで配る市町村を対象に、1万円の玩具(地元産材)を上限に半額を補助することとなっています。財源は、高知県が独自課税している森林環境税です。
(東京都も来年度森林などを活用した幼児教育・保育・子育て支援施策を推進予定です(都民による提案制度から)。)
たまたま最近では、盛岡市のある保育所さんからも、積み木を県産材で作りたいけれど、どうしたら良いかという相談もありました。
国でも森林環境税(仮称)の導入される予定で、設置して10年が経過する「いわての森林づくり県民税」の活用使徒の内容を再検討すべき段階でもあるので、この森林県民税に森林保全の理解促進に「木育」の視点もぜひ今後取り入れて頂きたい旨の提案をさせて頂きました。