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育児や介護など家庭生活と議会活動の両立に向けた提言

おとといや昨日のTVニュースや新聞をご覧になりご連絡を下さった皆さん、ありがとうございます。

現在の県議会の会議規則の欠席理由には、「公務、疾病、出産その他の事故」としか定義されておらず、私が昨年の6月は「出産」理由でお休みを頂きましたが、9月議会を欠席するときは「疾病」扱いとなっていました。

この度、「育児、家族の看護または介護、家族の葬儀、配偶者の出産補助その他のやむを得ない事由」を追加するよう、議会活動と家庭生活の両立について、県議会の女性議員7名で議長さんへ提言させて頂きました。

子育てや介護をしながらでも仕事をしやすい環境づくりを県議会が率先することで、それが民間へと波及すること、また、県内の市町村議会への波及となればと期待しています。


ただ、これまでの過程について、私は戸惑いと反省もあります。


妊娠出産しても仕事をし続けられる環境づくりって

子どもが小さいうちは育児を優先しながら仕事のできる環境づくりって

『今までがこうだから』とか

『私は大変だったから』とか

そういう視点で議論が始まってしまうと、より良いものは生まれずらいのではないでしょうか。

後に続く者は、口を閉ざし何も言えなくなってしまう事もあるんだと思います。


昨年5月の出産後の体調不良で9月議会を休まざるを得なくなった時、私は、「議会の欠席理由に、育児や介護など規定に盛り込むなど改正していきたいのでお力を頂戴したい」と、年長の先輩女性議員さんへ相談させて頂きました。

私不在の中、他の女性議員さん達が集まってくださり意見交換をしてくださっていました。お忙しい中お時間を作って頂き、皆さんには心から感謝しています。

復帰した12月議会中に2回目の意見交換があり、私も初めて出席させて頂きました。

現役子育て中の女性議員さんからは、長期欠席の際の議員報酬の減額についての問題提起があり、今回の提言の中にも盛り込まれました。私自身も検討の対象だとは思っています。


しかし、それ以前に、


どうしたら子育てしやすい職場になるか

どうしたら育児しながらでも議会に出席できるか

そういう視点の意見交換もさせて頂きたかったというのが正直な気持ちです。

現在私は無所属で控え室が一人部屋だから何とかなりましたが、今後も出産や幼児を子育て中の議員が出てくる可能性を考えれば、授乳場所や託児室の確保も必要になると考えていました。


県議会初で妊娠出産を経験した私の不安や悩みというのは、

母乳育児を大切にしながらどう議会復帰したら良いか、議会に登庁出来なくても質疑や採決などに参加出来ないだろうか、議会が長引いて夜遅くなった時はどうしようか、今は遠方への出張は欠席していますが、例えば付き添いを伴って子どもを連れての出張はどうだろうか(訪問先とは別行動、国会議員で実績あり)など数え切れず。

議会をお休みしているのに報酬を頂いている事について、私は申し訳ない気持ちしかなく本当に心苦しかったです。

ですので、初めての育児、初めての県議会での産休取得から復帰、と緊張ばかりの環境の中で、最初からその心苦しくやるせなかった心境に先輩ママさんからメスを突きつけられたような状況に、新米母ちゃんの私はそんな相談すらも言えなくなってしまった弱い自分にとても情けなくも思っています。


出産後も仕事をバリバリやりたい人

子どもが小さいうちは育児を優先しながら仕事をしたい人

同じ女性でも色々な価値観があります。

ママさんみんなそれぞれの想いや葛藤の中、頑張ってるんですよね。

男女共同参画や女性活躍が謳われていますが、

私自身は、仕事(労働)だけではなく幼少期は特に母子保健を優先した社会であって欲しいと思い、その視点に立った政策を考えています。


完全母乳育児の私は、議会や事務局のご理解やご支援のもと、息子を議会へ連れていく事が出来ました。

民間でも同じようにとは難しい事ですが、せめて授乳時間の権利を設けるのはどうだろうかと考えています。

フランスでは、働きながら1歳になるまでは30分×2回の授乳時間の権利が設けられているんです。

私自身も哺乳瓶や搾乳などで悩みましたから。

早期仕事復帰を目指すなら母乳でなくミルクにするべきという考えもありますが、これは仕事が中心になった考え方ですよね。

私は、母乳育児をしたいとかミルクを直接やりたいという気持ちも尊重した選択肢もあるべきだと感じています。

仕事を中心にした考えだけでなく、母子保健を中心にした考え方です。


議会に出席出来ないのだから仕方がないではなく

別の方法で議会に参画できる方法も探りました。

民間でも在宅勤務というシステムもありますよね。

私は9月議会を欠席しましたが、海外では代理出席制度などがあります。

現在、小泉進次郎議員などの国会議員の超党派で、妊娠や出産などで国会に出席できない女性議員に遠隔での電子投票ができないかの検討を始めていることを知りました。これは実際にスペインで行われていることを参考に議論がなされています。


また、現在の県議会は小学生以下は傍聴できない事になっています。

議員の乳幼児用の託児室の確保は、小さい子どもを持つ方が傍聴したい時、議会等に託児室があれば、議員の子だけでなく一般の方も子どもを預けて傍聴できるようになり、さらに開かれた議会になるのではとも思っています。


私自身がいま直面している困難は議会という場所ではありますが、きっと同じように困難や不安を抱え奮闘されているママさん達が民間ではどうであったらより良いのだろうかと、そんな想いでいます。


妊娠出産しても働き続けられるには?

一度辞めてハードルが高くなってしまった仕事にまた挑戦するには?

病気になっても働き続けられるには?

障害を持っても働き続けられるには?

介護をしながらでも働き続けられるには?

子供を授かりたくて治療などに専念しながらも働き続けられるには?

これまでと比べてパフォーマンスが下がるから、辞めさせられたり、重要なポストを下ろされてしまったりする事も多いのがいまの社会です。


子育ては本当はとても嬉しく楽しいはずなのに

家庭や育児と仕事の両立に疲弊してしまっている方が多いのはどうしてだろう。

議会に若い女性議員が増えないのはどうしてだろう。

このままで良いはずがありません。

これまでの制度自体がもうこれからの社会には限界があるのかもしれません。

私はこれまでの慣例にとらわれない決断も必要だと思っています。


岩手県議会は、議長さんをはじめ理解の深い男性議員さんも多いので、最初から男性議員さんも一緒に議論することが出来たのではと、私が無所属で一人のために相談の持ちかけ方にも反省していますが、議会内でこれからさらに議論を深められたらと思っています。


取材して頂くことは有難いことなのだと思いますが、これがいつか当たり前の時代がそう遠くない時期に来るよう、次に続く若い人たちのためにも、私は、心がほぐれる対話やふれあいを大切に、人として丁寧に対応しながら、引き続き頑張りたいと思います。


いつも見守ってくださっている皆さん、応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。


そして、

今日は初めての結婚記念日!ワンワンワン!

夫さん、いつもいつも本当にありがと〜!

だけど、残念ながら夫さん今日から東京出張で不在… お土産待ってまーす(笑)

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by aozora-keiko | 2019-01-11 17:22