『津波なのか寒さなのか建物崩壊なのか山からなのか全く解らないけれど、ああ、私はもう死ぬんだろうと思った。』
震災当時、中学3年生だった彼女の実体験に基づく説明は、私の呼吸を奪うほど。
大人でも耐えられない恐怖だったあの日。
中学生達が小学生達の手をそれぞれに取り逃げ歩いて助かった地域があるが、小さい子を守らなくちゃ、頑張らなくちゃと、どんなに心が張り裂けそうだっただろう。
釜石市鵜住居町にある『いのちをつなぐ未来館』で唯一のガイドとして、たくさんの方々に語り継いでいる24歳になった彼女。
『震災を知らない今の小学3年生以下の子ども達にもしっかり防災教育をしたい』と語った。
いま3歳の子の母だという彼女の目はたくましく輝き、私が描く未来のさらに先を見ている気がした。
出逢いと気付きに
ありがとう。
今日は、東日本大震災津波復興特別委員会の現地調査で、釜石市のいのちをつなぐ未来館と、陸前高田市の東日本大震災津波伝承館へ。
当時の被災の状況を映し出す映像や展示で、涙が止まりませんでした。
悲しみを繰り返さないために、知恵と技術で備え、自ら行動することにより、様々な自然災害から命を守り、そして、自然災害を乗り越えていかねばなりません。
それでも私たちは
海とともに生きていく
年月を重ねることで、改めて気づくことや学ぶこともあります。
ぜひたくさんの方々に足を運んで頂きたいと思います。