教育・子ども政策調査特別委員会で、2019年4月に開園した神奈川県厚木市にあるカトミヤ凸凹保育園に伺い、『インクルーシブ保育』について調査しました。
障がい者通所施設も併設していて、障がいの有無にかかわらず、保育園に0歳から年長さんまで90名、文化教室(障がい児通所支援事業、未就学児の児童発達支援と就学児の放課後等デイサービス)には10名、0歳から18歳までの子ども達が通っている。
園内は、年齢、障がいの有無に関わらず、園内を自由に行き来できる空間になっていて、教室から園庭にすぐに出れる。
3歳児から5歳児の部屋は大きめの棚で仕切ってあるだけで、自由に行き来できる。
クラス単位での保育にこだわらず、違うクラスの子どもがまざるのは当たり前ととらえている。
遊具は滑り台のみ!遊びが工夫されているからか滑っている子を見なかった。
保育園卒園後も放課後等デイを利用している子もいる。
『待機児童ゼロ』について
ただゼロにするだけで良いのか。
保育所をただ用意すれば良いのか。
駅前や住宅街の小さな狭い一室で良いのか。
常務理事の馬場拓也さんのお言葉。
この時期は人格形成や生きる力を育む最も重要な時期。
質や環境が大事という視点、まさに共感ばかりでした。
障がいがあったり、外国籍の子たちもいる環境。
一人ひとりの遊びも学びも全てが尊重された空間、それぞれだけど一つの空間。
子ども達はその色んな「違い」を頭ではなく感覚で覚えていく。
小さい頃からの環境で、それが当たり前になっていく。
そんな「子どもを中心に」そして「分けない」という多様性を重視し私が推進したい『インクルーシブ保育(インクルーシブ教育)』を実践されている現場を見ることができました。(ただただ感動!)
厚木市にある保育園で一番駅から遠い場所にあるんだけど、こちらの園への希望者数は市内トップらしい!!