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吉田けい子の青空ネット~いつもココロに青空を。LOVE&blueSKY~ aozoranet.exblog.jp

岩手県議会議員吉田けい子公式blog。〜岩手の未来を私たちの手で〜持続可能な社会創り。森とトレイルと馬っこと猛禽類が大好き。特技わんこそば最高130杯。いつもココロに青空を。LOVE&blueSKY


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2014年 05月 01日 ( 1 )

30代政治・経済
県民と県議会との意見交換会〜医療従事者養成と確保〜_b0199244_177944.jpg

4月25日(金)に「県民と県議会との意見交換会」がありました。
今回のテーマは、「医療従事者の養成と確保」。
県内の病院に勤務する医師や看護師、作業療法士、また、県内の医療関係の大学等で学ぶ学生さんと意見交換しました。

病院医師や看護師等からは、
・臨床研修医制度についての課題。
・就職する病院は利便性が大事(新幹線沿いを選んでしまう)・・・正義感だけではやっていけない。
・若いうちに症例の多い都会の病院で勉強したい人が多い。
・人が足りない・・休めない・・疲労・・低賃金・・辞める、という悪循環がある。
・県北沿岸は特にリハビリテーション資源が少ない(特に精神系、発達系)。
県内の医師の確保は、病院単位ではなく、医療局全体で県病や医大等含めて、就職希望者を募る等募集を一本化すべきではないか。

医療関係の学生からは、
・研修先や就職先で選ぶ時の基準は、先輩からの意見や雰囲気で判断する。
・交通アクセスは重要。
・県からの奨学金は、県外出身者も対象にすべき。
・仕事と子育てを両立出来るか不安(女性)。
・スポーツ医学に則ったリハビリテーション施設がない。
・プリセプター制度。
・専門看護師は岩手は難しい。
・インターンシップの機会がもっと欲しい。

などの意見を頂きました。
県民と県議会との意見交換会〜医療従事者養成と確保〜_b0199244_1773690.jpg


今年度から新しい形式でスタートした「県民と県議会との意見交換会」。
昨年度までは、「本音で語ろう県議会」として、参加者は自由に応募する形でした。

意見交換会の情報提供者として参加していた医師や学生ではなく、この会にオブザーバーとして参加して頂いた方からは、この会のあり方等を客観的に見て頂き、以下のようなご意見を頂きました。

「今の岩手の医療はこうあるべき」との目指すところがどこにも示されていない報告会だったことが残念。
「どうしらた地元に残ってくれますか」ばかりに目が行ってしまい、福利厚生、スキルアップ、給料云々・・そのことを議論しても、より条件のいいところがあればそちらに行ってしまうのではないのか。
県立病院が岩手県に作られた経緯を知ることや、待ったなしの沿岸被災地の現状を理解すること、そのうえで岩手の医療をどうするのか、だから有資格者が必要なのです!
という、大切なことに触れておらず、とても残念でした。

若手医療従事者も学生もとても良いしっかりとした考えを持たれていた。
医療関係機関の管理職や採用担当者に是非とも聞かせたい耳の痛い話もあった。
岩手の医療に詳しい方が(県議へのサポートとして)オブザーバー参加してくれたら、より理解が深まったのではと感じた。
若手医療従事者(医師、看護師)からは「県立病院を統合してくれれば多くの症例を見れるし、生活も便利になる」「転勤したくない」といった意見が出る反面、リハビリ従事者、学生共に「岩手にはもっと介護予防が必要なので何とかしたい」といった意見があり、反応の違いが興味深い。


このオブザーブしてみての感想をふまえ、私の仲間たちからも意見を貰いました。

・今度、もう少し聞いてみたい。「現状をよく知らないんだよね」って、思考と議論が止まる事が最近よくあります(反省をこめて)。根気強くあることと、自分の意見を放つことこそ、大人のするべきことです。
・あまり注目されてないが、盛岡における医大の跡地利用は、1つの病院の跡地の問題ではなく、盛岡における医療の発祥の地というか、メッカだと、個人的には思っている。どちらかというと中心市街地の活性化ばかりに目がいっているような気がします。
・都道府県立病院の数では岩手県がダントツに多いことからも、岩手県での公立病院の果たす役割は大きい訳で、だからこそ歴史と現状をより認識して将来を考えて欲しいというところ。「現状を知らないこと」を正当化せずに的外れでないよう意見を考えたいもの。
・過疎地の医療に関して一つの現代医療の問題点をあげると、“専門医による分野の細分化”がある。目しか見れない医師、糖尿病専門の医師など、医療が専門家に分けられているので、いわゆる“町医者”的な医師がいない。そうすると、田舎にもある程度の規模の総合病院を構えなければならなくなり、維持コストがかかる。専門以外の患者を見れない、そして更に、医師免許を取ってからの勉強が足りず、医師数は多けど使い物にならないという医療実態が大きな問題の一つでもあるのでは。



頂いた貴重なご意見を無駄にしないよう、「岩手県のこれからの医療のあるべき姿」について、これらの頂いたご意見を参考にし、自分の議会活動にも反映させていきたいと思います。
また、今年度がこの形式による初めての試みなので、今後、この「県民と県議会との意見交換会」のやり方やあり方も検討すべきなんだろうと思っています。
by aozora-keiko | 2014-05-01 17:58