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吉田けい子の青空ネット~いつもココロに青空を。LOVE&blueSKY~ aozoranet.exblog.jp

岩手県議会議員吉田けい子公式blog。〜岩手の未来を私たちの手で〜持続可能な社会創り。森とトレイルと馬っこと猛禽類が大好き。特技わんこそば最高130杯。いつもココロに青空を。LOVE&blueSKY


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2016年 09月 09日 ( 1 )

【海だけでなく河川や森林との共存による復興整備の見直しを〜宮古市〜】
2016.9.7調査

『今回2回目の浸水だよ。5年経ってやっと前に進もうって気持ちになれたのに。中途半端に水没するより、俺も含めてもう全部流されてしまえば良かったのに。』
店主の言葉に何も返せなかった。。家屋などの目に見える被害だけでなく、目に見えない被害のダメージは本当に計り知れない。
もっと日本全国の皆さんに関心を持って貰いたいこの現状を。そして教訓を得て貰いたい。
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そもそもの雨量が多いという事もあるけれど、森林が適切に整備管理されていない事で山の雨水を保水する能力が低下し土砂災害にも繋がるという事。
県土の約8割が森林の岩手県。中山間地域は沢も多い。
沢付近や急斜面の植林杉の危険性、適切な間伐や再造林、治山事業など、今回宮古市での台風被害を調査し改めて森林整備の重要性を訴えていきたいと決意を新たにした。『山津波』を最小限に防ぎたい。
そして、311震災から5年が経過し、現在進行中であっても復興事業の再検証が必要ではないかと感じる。私も反省すべき。

❶閉伊川水門工事(国と県予算による復興事業)の検証
川幅の3分の2を塞いで工事を行っていることもあり、閉伊川の水が溢れでたのか。堤防も決壊した。そもそもこの閉伊川水門工事は何度も補正で予算増額を繰り返し、工事工期も予定よりだいぶ延びている。『水門工事を中止して欲しい。海底工事が困難な状況だが、始めてしまった手前止められないのでは。』と、地域の声。要検証。
*河川の排水ポンプ整備
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❷河川の川底の土砂や流木の撤去の実施
洪水、河川の氾濫により川底に土砂や流木が溜まり、その川の貯水力は低下する。5年前の震災に今回の台風被害が加わり、水が引けた今の川底には土砂がかなり溜まっている。これを撤去しないままでいると次の大雨でまた被害の出る恐れあるため、早急に撤去されたい。しかし、撤去した土砂等の行き場がなく対応されていない模様。
*私の住む津志田の南川も常に氾濫するため、県に依頼し定期的に川底の清掃を行って貰っている。
*排水溝の泥の撤去(国交省の機材確認)
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❸公共施設の場所のあり方
磯鶏地区にある現在の宮古警察署(宮古湾すぐ)は、松山地区へ移転予定で、現在建設中だが、今回の台風被害でその敷地は水没した。松山地区は5年前の震災では被害なしだが、閉伊川から約300mほどで今回はこの地域は2mも浸水。
現在の宮古市役所は5年前の震災同様に1階が水没。市役所に駐車中の公用車70台も水没。宮古市役所は駅前の商店街に新設移転予定だが、非常時用の公用車の駐車場確保について要検証。非常時にすぐに動く必要のある職員は車がなく何もできなくなる。
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❹海だけでなく河川との共存を〜砂防ダム整備も〜
5年前に宮古市田老で被災したご家族。5年前に被害のなかった松山地区へ引っ越し新築の家が今回2度目の浸水被害。言葉が出ない。みなし仮説住宅も被災。この地区は2メートルも浸水。
*高浜地区:砂防ダム
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❺国道106号の早期復旧
復興支援道路が完成しても、今回決壊した道路を使わなきゃいけない地域があるらしい。要確認。

❻宮古市川井・新里(旧川井村・旧新里村)について
あまり情報発信の少ない宮古市川井や新里も農作物含め広範囲に被害あり。7日から国道106号「盛岡〜茂市(約1時間半)」のバス区間運行が開始。こちらの地区もまだまだ人手が足りず。宮古市災害ボランティアセンターの川井サテライト、新里サテライトにてボランティア受け入れ中。ご協力をお願いします。
*岩手県北バスによる盛岡〜宮古間バス運行について→ http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/archives/10302/
(*茂市〜宮古はJR山田線にて往来可能)

朝5時出発、遠野〜仙人峠〜釜石〜大鎚〜山田経由で宮古市役所へ8時半着、片道3時間半。早朝出発のためこれでも早かったほう。

*宮古市議会議員の須賀原 チエ子さん、
前職の岩手県男女共同参画センターで出逢い、311震災後の支援活動でのコーディネートでお世話になり、この度もお忙しい中現地を案内して下さいました。本当にいつも有難うございます。



藤原埠頭の防潮堤。
右側が海。
この防潮堤が完成する前に津波が来たら、奥にある木材はまた住宅地へ流れ出るのではないだろうか。。
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未完成の防潮堤の前にある大量の木材。
5年前も住宅街へ流れ出た。
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宮古市内の様子。
両側の道路端には浸水した家財道具などあり、5年前と同じ光景。
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宮古地方卸売市場も浸水。
宮古市内のスーパーには葉物野菜がほぼ並んでいない。
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by aozora-keiko | 2016-09-09 05:53